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1988年アートカイト
空の珊瑚礁1988年
copyright(c)Art Kite Museum All Rights reserved.
WORK88-2.24(副題:空の珊瑚礁)
282.0x282.0cm
1988年2月24日

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【2007/03/11 13:12】 | [9]芸術凧-ART KITES | page top↑
芸術凧展[ART KITE](副題:空舞う絵画展)について
芸術凧展[ART KITE](副題:空舞う絵画展)について

日本の伝統芸術である凧と、現代最先端の美術との融合によって生まれたユニークな企画展である。現在活躍中の世界18か国、約100名の美術作家たちが和紙に描いた絵を、日本各地の熟練した凧職人たちの手によって伝統的な和凧に仕立て上げ、完成した「アート・カイト」を日本の代表的な建造物である姫路城をバックにあげるという大規模な企画展です。
本展のねらいは「ホモ・ファーバー、ホモ・ルーデンス(働く人間、遊ぶ人間)」というテーマが示すとおり、現代美術と和凧の両者に共通する「遊び」の要素を強調することによって、難解だと思われがちな現代美術に楽しく親しんでもらうとともに、和凧という伝統芸術の魅力の再認識をうながし、さらにはあらゆる文化の根底にある「遊び」の意義について考えてもらおうとするものであった。
参加作家はR・ラウシェンバーグ、P・ヴンダーリッヒ、ザロメ、フリーデンスイヒ・ フンデルトヴァッサー、ニキ・ド・サン・ファル、フランク・ステラ、D・ナッシュ、ゲルハルト・リヒター、ホルスト・ヤンセン、A・タピェス、K・アペル、V・ヴァザルリ、横尾忠則、白髪一雄、菅井汲、篠原有司男、靉嘔、堂本尚郎、草間彌生など、世界の第一線で活躍中の作家ばかりであった。また和凧の種類も、江戸凧、土佐凧、浜松凧、六角凧(新渇)、ケロリ凧(愛知)、八日市凧(滋賀)などのほか、作家オリジナルの変形凧も含まれたバラエティ豊かなものであった。
宮城県美術館、三重県立美術館、滋賀県立近代美術館、姫路市立美術館、ハラ・ミュージアム・アーク、静岡県立美術館、名古屋市美術館の各国内館、および海外の美術館を3年間に渡って巡回する。その後全作品がオークションにかけられ、その全収益金は災害救済金として国際連合に贈られる予定である。

小野田實 制作の現場

作家による「アートカイトWORK88-2.24」の制作現場から
「空の珊瑚礁(副題)はこのようにして繁殖していった。姫路にて~1988年2月24日」


小野田實は「マルの行為者」と呼ばれ、自らもそのマルを「私のマル」と呼んでいる。尽きることを知らない忍耐力と根気で、彼は何千万、何億という数のマルを描き続け、そこから独自の絵画世界を創り出してきた。彼の絵は極微の単位から出発して、空想やたゆまぬ努力、規律によって、宇宙的次元へ発展させている。彼の絵が有機物の生命に似ているのは、絶えることのない繁殖の原理が支配しているからである。彼の絵はマル自身から生まれ、上下左右の区別なく、あらゆる方向に増殖し続ける。絵の縁を越えてもまだ勢いよく成長を続け、永久に増え続ける。画家自身はそのマルを生命のパラフレーズ、そして同時にオートメーション工場における大量生産のパラフレーズと理解している。
 60年代、具体グループに参加していた頃、小野田はこのマルの世界を、レリーフ状の盛り上がった板の上に表現していた。今回の凧の表面も一見、波うっているように見えるが、それは下地に描かれた曲線や、精妙にグラデーションのつけられた地塗りによってその効果がでているのである。
 神秘的な規則に従って並べられたこれらのマルは、ときには幾何学的なモチーフになり、ときには花のモチーフになる。このマクロ構造の魔力は、鮮烈な、自らの内から輝き出る力にある。絵の全体像はミクロ的な断面図や花、サンゴなどを彷彿とさせる。構成的にバランスのとれているこれらのマルは、静寂と調和を求めている。
 それでもこの絵には、一抹の悲劇性が漂っている。測りしれない分子の集積と果てしない繁殖は、人の行為の無力さとむなしさを思い起させる。この作品において我々人間に対峙しているのは、画家の姿をしたシジフォスである。

以上、「芸術凧」図録より

【2007/03/11 12:44】 | [9]芸術凧-ART KITES | page top↑
出品作家一覧
「風の思想」      大岡信

地上におれを縛りつけている手があるから
おれは空の階段をあがっていける

肩をゆすって風に抵抗するたびに
おれは空の懐ろへ一段一段深く吸はれる

地上におれを縛りつけている手があるから
おれは地球を吊りあげている


「凧の思想」は詩人大岡信によりこの企画のために書かれたものである。

図録表紙

●芸術凧図録

30.5×21.5cm、334ページ
多色カラー図版108点
定価:2800円
発行:大阪ドイツ文化センター
編集:パウル・オイベル、松本郁子
制作:NCP株式会社、日本写真印刷株式会社
協力:ルフトハンザ航空
内容:
○序文「ホモ・ファーバー、ホモ・ルーデンス」Dr. タラウス・フォン・ビスマルク(ゲーテ・インスティテュート総裁) 
○論文「日本の凧」「凧のかたち」Dr. パウル・オイベル 
○手記「天のために描く絵」ジェラール・ティテュス=カルメル(美術家)
○詩「凧の思想」「凧のうた」大岡信(詩人)

出品作家一覧

作家名 国名

1 黒崎彰 京都
2 菅井汲 神戸/パリ在住
3 ヴィクトル・ヴァザルリ ハンガリー・パリ在住
4 エバーハルト・フィービッヒ 西ドイツ
5 オットー・ヘルベルトハイエック 西ドイツ
6 ゲルハルト・ヘーメ 西ドイツ
7 ザロメ 西ドイツ
8 ジェラール・ティテェス・カルメエン フランス
9 ルプレヒト・ガイガー 西ドイツ
10 横尾忠則 東京
11 加納光於 鎌倉
12 桑山忠明 名古屋/ニューヨーク在住
13 植松奎二 神戸/デュッセルドルフ在住
14 浅野弥衛 鈴鹿市
15 田中敦子 奈良県
17 百瀬寿 盛岡
18 李禹煥 韓国/鎌倉在住
19 イヴァン・ラブジン ユーゴスラビア
20 イソルテ・ヴァクリン 西ドイツ
21 エミール・シューマッハ 西ドイツ
22 エミリオ・ヴェドーヴァ イタリア
23 エルネスト・タタフィオーレ イタリア
24 オットー・ピーネ 西ドイツ
25 カール・オットー・ゲッツ 西ドイツ
26 カレル・アペル オランダ
27 ギュンター・ユッカー 西ドイツ
28 ゲオルク・カール・プファーラー 西ドイツ
29 ジェネラル・アイデア(グループ) 西ドイツ
30 バウル・ヴンダリッヒ 西ドイツ
31 ベルナルト・シュルツェ 西ドイツ
32 ミヒャエル・ブーテ 西ドイツ
33 リサ 西ドイツ
34 リヒャエル・パウル・ローゼ スイス
35 靉嘔 東京
36 篠原有司男 東京・ニューヨーク在住
37 アルマン フランス・ニューヨーク在住
38 アントニー・タピエス スペイン
39 エルヴィラ・バッハ 西ドイツ
40 カール・オットー・ゲッツ 西ドイツ
41 カール・オットー・ゲッツ 西ドイツ
42 チェマ・コボ スペイン
43 パナマレンコ ベルギー
44 ブルーノ・チェッコベリ イタリア
45 ミムモ・パラディーノ イタリア
46 ヤン・ディベッツ オランダ ミネアポリスー 京都
47 K・R・H・ゾンダーボルグ デンマーク/シュトゥットガルト在住
48 宇佐美圭司 東京
49 小野田實 姫路
50 松尾隆晶 和歌山/西ベルリン
51 北山善夫 京都
52 アントン・スタンコフスキー 西ドイツ
53 ウィクトル・ヴァザルリ ハンガリー・パリ在住
54 エバーハルト・フィービッヒ 西ドイツ
55 オレ・コックス スウェーデン
56 グレアム・ディーン イギリス
57 ゲオルク・カール・プファーラー 西ドイツ
58 ゴットハルト・グラウプナー 西ドイツ
59 ディヴィット・ナッシュ イギリス
60 フランク・ステラ アメリカ
61 フリーデンスイヒ・ フンデルトヴァッサー オーストリア
62 ペル・キルケビー デンマーク
63 ライムント・ギルケ 西ドイツ
64 ロバート・クシュナー アメリカ
65 ロバート・ラウシェンバー アメリカ
66 原健 東京
67 新宮晋 大阪
68 ザロメ 西ドイツ
69 C.O.ペフケン
70 井上武吉 鎌倉
71 吉沢美香 東京
72 元永定正 上野市
73 高橋秀 広島/ローマ在住
74 今村幸生 伊勢市/パリ在住
75 庄司達 名古屋
76 草間彌生 東京
77 渡辺豊重 川崎市
78 藤江民 富山
79 堂本尚郎 京都
80 白髪一雄 尼崎市
81 イムル・バク ハンガリー
82 ケニー・シャーフ アメリカ
83 ゲルハルト・リヒター 西ドイツ
84 ダニエル・ブーレン フランス
85 ツヴィ・ゴルトシュタイン ルーマニア/イスラエル在住
86 トーマス・レンク 西ドイツ
87 トム・ウェッセルマン アメリカ
88 ニキ・ド・サン・ファル フランス/トスカーナ在住
89 フランツ/エアハルト/ヴァルター 西ドイツ
90 ホルスト・アンテス 西ドイツ
91 ホルスト・ヤンセン ドイツ

【2007/03/11 12:35】 | [9]芸術凧-ART KITES | page top↑
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