Gutai: Decentering Modernismと 2012年6月8日朝日新聞掲載記事
2011年3月15日更新

Gutai Decentering Modernism

カナダのカールトン大学准教授で具体美術協会を研究されているミン・ティアンポさんの著書
「Gutai: Decentering Modernism‐Ming Tiampo」
小野田實の具体の舞台装置のエスキースが掲載されました。
また本書は2012年にアメリカのロバート・マザウェル賞の佳作を受賞されました。


内容説明
This is the first book in English to examine Gutai, Japan's best-known modern art movement, a circle of postwar artists whose avant-garde paintings, performances, and installations foreshadowed many key developments in American and European experimental art. Working with previously unpublished photographs and archival resources, Ming Tiampo considers Gutai's pioneering transnational practice, spurred on by mid-century developments in mass media and travel that made the movement's field of reception and influence global in scope. Using these lines of transmission to claim a place for Gutai among modernist art practices while tracing the impact of Japan on art in Europe and America, Tiampo demonstrates the fundamental transnationality of modernism. Ultimately, Tiampo offers a new conceptual model for writing a global history of art, making Gutai an important and original contribution to modern art history.

著者について
Ming Tiampo is associate professor of art history at Carleton University in Ottawa and curator of the American International Association of Art Critics - award-winning Electrifying Art: Atsuko Tanaka 1954-1965 and Under Each Other's Spell: Gutai and New York.

「Gutai: Decentering Modernism‐Ming Tiampo」ペーパーバック: 231ページ
出版社: Univ of Chicago Pr (Tx) (2011/3/15)
言語 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 0226801667
ISBN-13: 978-0226801667
発売日: 2011/3/15
寸法: 27.9 x 21.6 x 1.5 cm



2012年6月8日更新


2012年6月8日朝日新聞

2012年6月8日の朝日新聞に小野田實の記事が掲載されました。
今「マル」の時代 故小野田さん/姫路出身

2012年06月08日

キャンバスいっぱいに円を駆使する「マルの行為者」と言われ、前衛的な作風で知られた姫路市出身の現代美術作家、故・小野田實(みのる)さん(1937~2008)の作品が、芥川賞作家辺見庸さんの詩集の装画に採用された。夏に東京、来年は米国でも作品が展示される。「自分が初めて見るものを作る」。小野田さんの思いに時代が追いついてきた。
 旧満州(中国東北部)生まれで終戦前に帰国し、姫路で育った。具象画から出発し、半具象画、抽象画へと転換し、60年代にはマルに注目。キャンバスを埋め尽くす無数のマル、同心円の連なりといった作品を生み出した。
 「いかにアートの可能性を引き出すことが出来るかが、私の今日の課題であり、ひらきなおりであるとも考えています」。小野田さんは74年の「朝日ジャーナル」でマルに対する姿勢をこう述べた。
 高見順賞を今年受けた辺見さんの詩集「眼(め)の海」(毎日新聞社)は昨年11月の発刊で、東日本大震災とその後の社会の空気を表現した。装画に使われたのが小野田さんの「WORK94―41」(94年作)。装丁を担当したブックデザイナー名久井直子さん(36)=東京都=はその抽象画に海を感じた。「一見荒々しく見えるが、いろんなものを感じさせ、ひかれた。小野田さんのおかげで目立つ書籍になった」と話す。
 小野田さんは海外で高い評価を受けた前衛芸術集団「具体美術協会」(72年解散)の一員。7月から東京・国立新美術館で始まる元会員の企画展では「作品64―C」(64年作)など4点、来年の米国・グッゲンハイム美術館での企画展には1点が出品される。仲間だった堀尾貞治さん(73)は「彼の作品はユニークさとオリジナリティーにあふれていた」と話す。
 画家で美術スクールも経営する長男のイサさん(39)は「現代美術の研究対象として定着してきたのでは」と歓迎している。(藤井匠)


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【2007/03/04 13:24】 | 最新情報-Topics | page top↑
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